1982-04-21 第96回国会 衆議院 農林水産委員会 第17号
すなわち、五十三年時点におきましては農畜水産物自由化問題は単なる日米間の貿易産品の一つとして牛肉、オレンジ、果汁の自由化、枠拡大問題が通商交渉という正規のベースで取り上げられたわけでございますが、今回は、日米間で百八十億ドル、日欧間で百二十億ドルと称する貿易インバランスを解決する手段の一環といたしまして市場開放要求がそれぞれの相手国から出されており、国内的にもそのための手段として処理されようとしておるのが
すなわち、五十三年時点におきましては農畜水産物自由化問題は単なる日米間の貿易産品の一つとして牛肉、オレンジ、果汁の自由化、枠拡大問題が通商交渉という正規のベースで取り上げられたわけでございますが、今回は、日米間で百八十億ドル、日欧間で百二十億ドルと称する貿易インバランスを解決する手段の一環といたしまして市場開放要求がそれぞれの相手国から出されており、国内的にもそのための手段として処理されようとしておるのが
午前中の各参考人の御意見にもありましたように、農畜水産物自由化の問題はきわめて広範多岐にわたる問題でありますので、審議を効率的に進めるため、便宜、お手元に配付しましたように論点を三つの項目に分け、順次、一項目おおよそ一時間程度をめどとして進めてまいりたいと存じます。 なお、質疑及び参考人の御答弁はできるだけ簡潔にお願い申し上げます。
最後でございまするが、水産物自由化問題について、全漁連の会長並びに全国十四業種類の業種別団体あるいは系統等で組織しております水産物輸入対策協議会の会長としてお願いを申し上げたいと思います。 すでに水産物の多くは自由化されております。で、現在マグロ、ワカメといったように自由化されたものの輸入圧力によって業界はきわめて苦しい立場に置かれております。
いよいよ最後に、水産物自由化の問題でございますが、全漁連会長として並びに水産物輸入対策協議会の会長としてお願い申し上げたいと思います。 すでに水産物の多くは自由化され、マグロ、ワカメ等々、輸入水産物により苦しんでいるのが現状でございまして、残存輸入制限品目のほとんどは近海魚、海藻など、中小零細漁業者に係るものであり、その影響を考えますると、自由化はとうてい受け入れられない。
一つは、これは日経の夕刊ですけれども、大臣は「米国からの農林水産物自由化要求はこれ以上強くならないと考える。」こういうふうに言われておりまして、もう一カ所別の新聞では「農業部門での米側の自由化要求は今後強くなると思う。」